「心の通わせ方」を子供から学ぶ
『こどもかいぎ』というドキュメンタリー映画を観てきました。
とある保育園が舞台です。
様々なテーマについて自由に話し合う「こどもかいぎ」の様子が映し出され、その他、保育園での食事や年長さんが0歳児をお世話する様子、園内での遊び、ケンカ、いざこざ…等々。まさにドキュメンタリーならでは。臨場感たっぷりで、時に観ている人たちから笑い声が聞こえたり、時に深く考えさせられたり、ウルウルしたり…。素晴らしい映画でした。
かいぎ以外でも園での先生と子供たちの様々な関わり方に考えさせられました。
印象的だったのは、ケンカや仲間外れなどが始まったら、当事者二人を別の場所に移動させます。
テーブルと椅子が用意されたその場所の名前は「ピーステーブル」。
二人だけで向かい合い、互いに自分の気持ちや思っていることを言うのです。言葉がたどたどしかったり、表現が上手くできなかったり、泣き出したり、またケンカが始まったり様々なのですが、このピーステーブルの目的は、“自分の気持ちや感情を表現する”ということ。仲直りすることだけが目的ではないのです。
今、起こっている戦争もこの「ピーステーブル」を使って解決できないかしら?
心の通わせ方、気持ちの表現、安心な場づくり…もう学ぶことだらけでした。