GIVE & GIVE
年2回の研修を実施している岡崎の鶴田歯科医院。
先日、今年1回目のコミュニケーション研修を実施してきました。
今年の鶴田歯科医院のテーマは「GIVE & GIVE」(魅は与によって生じ求によって滅す)
実はこの言葉、今回初めて知りました。新年間もない頃、院長先生より今年のテーマをお聞きし、私が担当する『コミュニケーション』や『人間力の成長』に繋げるために、研修でどのように展開するか…。私の大きなテーマとなりました。
言葉の意味を知る事だけでは不十分です。まずは自分の仕事や生き方に繋げていければ理解が深まるのではないかと研究を始めました。
不思議と意識していると何気ないテレビからの情報や、ドラマの台詞、友人との関係や会話から感じることが出てきました。
また出会う本から「これってGIVE&GIVEだな…」と思うこと等々どんどん増えていったのです。
このテーマは鶴田歯科医院と患者さんとの関係を表していますが、研究していくうちに、経営者(院長・副院長)とスタッフが既に「GIVE&GIVE」の関係だといういうことが分り、環境は既に整っていることが分ったときは感動でした。
人間力を高めることは技術習得とは違い簡単なことではありません。広く、深く、生きていく中でずっと大切に育んでいくテーマです。
今回の研修はこの他「クリティカルシンキング」もテーマに掲げたので、皆、比較的静かに自分の思考の中に入っていく感覚でした。
研修後の振り返りを一部ご紹介します
●今回の研修で印象深かったのは、GIVE&GIVEの話の中にあった「GIVE&GIVEは人を豊かにして幸せにする連鎖」という言葉です。鶴田歯科医院と患者さんとの間のGIVE&GIVEを考えた時に、目に見えない想いの部分もGIVEだということも印象に残りました。忙しい毎日の中、つい忘れてしまいがちですが、目的が何なのか?そこが明確になっていればそのGIVEがぶれることはないなと改めて革新しました。
●「GIVE&GIVE」とは何かを改めて考える機会なりました。振返ってみると、これまで意識せずとも自然と実践出来ていた部分もあったのだと気づくことができました。しかし、より質の高い医療を目指していくために、そこに+αの心配りを加えていくことが大切だと感じました。技術面はもちろんこと、言葉かけや所作など、今回のロールプレイングで学んだ「患者さん一人ひとりをしっかり見ている」という姿勢を持つことで、より大きな「GIVE&GIVE」につながっていくのだと思います。
●気づきは、自分の思考の癖が分かったことです。患者さんとの距離が近すぎることによって、鶴田歯科医院の出来事を自分の出来事のようにとらえているところがあるようです。間にクッションを入れて、または俯瞰してみることで、自分の思考をコントロールしてみたいと思います。
●印象深かったのは、鶴田歯科医院はすでに「GIVE&GIVE」が成立しているということ。考えてみるとそうだと実感できました。