「リーダーシップ研修」スタート
アクラス中央病院で7月から始まった「リーダーシップ研修」
研修の基本理念は「共育」(トモイク)です。
*共育とは…関わり合う人たちが、互いに相手から学び合い、活かし合い、成長すること
昨年実施した指導者研修のメンバーから今回のリーダーたちへ共育の輪を広げるべく今年もスタートしました。
「解決志向」と「心理的安全性」をテーマに、グループワーク、ロールプレイング、私とスタッフとの小芝居(笑)等々、取り入れながら参加者17名で今月も盛り上がりました。
■研修終了後の感想の一部を紹介します。
1.対話が難しいのは「決めつけ、思い込み、自分の考え方の優先」になるからという点に改めて気づかされました。氷山モデルは視覚的にもわかりやすいので病棟にも伝達しようと思います。
2. 私の業務の関係上、インシデント発生時、原因究明のために「何ができなかったのか」という問題志向に陥りがちです。しかし「人は肯定されたときに変化の余裕を持つ」という言葉は、これまでの自分の考えを変えるきっかけになる気がしました。これからはインシデントの中にも「機能していた安全策」や「最善を尽くしたスタッフの行動」といったリソースを見つけ出し、それをチームの強みとして伸ばしていくアプローチの重要性を学べました。
3.これまで第一印象が良くなかった人や問題を起こす人は減点方式で見ており、何かあるたびに「またか」と、思って対応していたことを認識できました。(プラスの眼鏡)で物事を常に見ることの大切さを学びました。
4.OKメッセージは、部署内で雰囲気づくりのために心がけていたことがいくつかあったので、そのやり方で良かったんだと少し自信になりました。
5.決めつけや自分の考えを一旦置いておくことを、この1か月意識してみようと思います。自分と違うことを認めて、尊重するように意識して生活し、職場では関わりに取り組んでみようと思います。
6.プラスの眼鏡を体感するワークがとても楽しかったです。相手に関心を向けて話をしたり、聴いたりすると自然とOKメッセージが出てくると感じました。
7.多職種が連携する医療現場において、表面的な「会話」に留まらず、互いの専門性の違いから生まれる違和感を恐れずに 「対話」することの重要性を痛感しました。