ブログ「心にビタミン」

最後はなぜかうまくいくイタリア人

この夏、いろいろな本を読んでいます。その中で面白いと思った本がこちら。

『最後はなぜかうまくいくイタリア人』 宮嶋勲 著

イタリアと日本でワインと食について執筆や様々な活動を行う著者が、イタリア人の独特の行動様式や考え方について語るエッセイです。

読み始めて心をとらえた言葉は下記。
著者がイタリアに住み始めて1年ほどの時、仕事でイタリア人プロデューサーから教えられたこと。

・1 予定通りに物事が運ぶなどと考えるのはイタリアでは大きな間違い。不測の事態が起こることのほうが普通
・2 不測の事態に慌てるというのは愚の愚であり、どっしり構えて解決策を見出すことに全力を尽くす方がよほど大切
・3 どんな不測の事態が起こってもイタリア人は諦めず、ほとんどの場合は最後に何とかする能力がある

2015年に書かれた本が、昨年~今年にベストセラーとのこと。
パンデミック以降、価値観が大きく変化したことや、生き方、仕事に対する考えが大きく変化したことを考えると、この時にベストセラーになるのはわかるような気がしました。

国の歴史も違い文化も違うので(いいな)と、思って取り入れられるとは限りません。そして、違いに戸惑うのは日本人同士でも同じこと。

しかし、大いに共感しこれからの自分の生き方に参考にしたいことがたくさんありました。

違いを”面白がる”ことは、私が学んでいる「ソリューションフォーカス」にも通じます。そして、私が今大切にしている 「共育(ともいく)」にも共通するところがあります。

読んでいる時期に、日向灘を震源とするM7.1の地震。翌日は神奈川で地震。不測の事態は日々起こります。

このタイミングで読んだことで心への届き方が違った感じです。

お問い合わせお問い合わせ