ブログ「心にビタミン」

熱を帯びてくる「共育(トモイク)」の輪

5月からスタートしているアクラス中央病院の“指導者研修”。今年最後の研修は17日でした。

折り返しの頃となった今回は実践編。“シンプルな前向きな対話”をテーマに二人組でロールプレイングをしました。軸になるのは『解決志向』のOSKARモデル。

それぞれ自分が(目指していること、取り組んでいること、もう一歩進めたいこと、困っていること)等を考えてきてもらいました。

参加者数の関係で、私も急遽入ってスタッフと行いました。

ロールプレイング後、全員で感想や困ったこと、感じたことをシェアしました。想像以上にこのシェアが盛り上がりました。私も実際にやったことで気づくことが多く、スタッフ同様シェアし、ともに学び、一緒に創り上げる「共育(トモイク)」になりました。

感動するのは、欠席のスタッフ対して、参加スタッフが実際にロールプレイングを実施し伝える計画を立てていること。Teamsのチャットでのやり取りは優しくあたたかい共育の輪が広がり、熱を帯びてきています。

頂いた研修の感想(一部)をご紹介します

●先生が言われた「自分が良かれと思って自分の意見を言うのはあまり…」で、ハッとしました。話に困ったとき「自分はこうしたのでやってみては?」的な発言をしていました。部下にそれを言うと「はい、やってみます」になると思います。どうスモールステップにつなげればいいか分からず、OKメッセージを出せていなかったと思うし、問題志向の相談をされたときに、解決志向へ向けることもできなかったと思いました。しかし、今年最後の研修で、急に変えるのは難しいがその点に気づけた自分に自分でOKメッセージを出したいと思います。

●実習がとてもいい経験になりました。実際にやってみるとうまく行かないことに気づきました。どこか答えを探してしまう自分、うまく言わないと、うまくまとめないと…と、考えている自分に気づきました。先生の振り返りを聞いて気づいたのは「フィーチャーパーフェクトを考えていなかったこと、聞きだしていなかったこと」です。これは大変重要な気づきだと感じています。これからも実践してみます。

●師長の取り組みに圧倒されました。日々の多忙な中で、皆を巻き込んで行っていることに驚きました。そこまでの事を考えることもできず、自分の取り組みのみを追っかけていたことにも考えさせられました。解決志向で進めていくことでスタッフの自主性の向上、意見の出しやすい環境の構築ができるのだと思いました。取り組みを報告していただき感謝でした。

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