ブログ「心にビタミン」

私を変えてくれたSF

SFとはソリューションフォーカス。解決志向アプローチのことです。

出会いは2018年。2日間の基本コースを東京に学びに行きました。

今思うとその頃の理解は浅く、実際に使おうにも浅い所から出すものは浅いわけで、手応えはいまいち。そして、コロナ禍の2021年にリモートで再受講をしたタイミングは私の人生の大きな転換になりました。

再受講の目的は「これからの人生、SF的な生き方をしていきたい」と思った事がきっかけです。

2020年世の中が大きく変化しつつある中で、私の仕事への納得度が低くなってきたり、自分のあり方を問うことが多くなってきた中、刺激を受けたのは様々な分野で活躍する若者たちでした。彼ら彼女さの世界観は優しさに溢れ、愛です。それを決して押し付けることなく、自分たちの得意な表現方法をSNSや本、メディアなどで示し、世の中を少しでも幸せな方へと願っているのだと私は受け取りました。

人材育成の仕事は「分かっていない人に教える」と、どこかで思っていたのです。出来ないことに目が行く、解決志向とは真逆の「問題志向」は自分自身をも苦しめていると分かりました。

3年前に勉強したことも、再受講したことも全てベストタイミングだったと言えます。

それ以降の仕事への向かい方は大きく変化。まずは「教える」という概念がなくなりました。形としては研修を受講する方々なのですが、私の視点が変わると、その方々から受ける刺激の多さと景色の違い。

私の仕事先は医療機関が殆どです。「悪いところを見つけて治す」ところの病院で働く方々は、まさに問題志向で見る傾向があると痛感します。そこでの解決志向の展開は簡単ではありません。ただ、問題志向が良い時と、解決志向が良い時をしっかり分けて部下指導やチーム作りに活かせます。

現在複数の医療機関で行っているリーダーシップ研修でも、私が管理者やリーダーの方々にまずSFアプローチで研修しています。

“物事の(人の)肯定的な部分を見逃さず、小さい変化を大切にする”

“出来なかったことに焦点を当てない”

『人は肯定されたときに、変化の余裕を持つ』というSFの学びを体現中の私は今、生き方もSF的になったと思っています。これからますます楽しみです。

 

<最近のリーダーシップ研修を受けている方々の感想の一部です>

●SFアプローチは衝撃が走りました。私は徹底的に問題志向をしていたことに気づきました。相手に問題を分からせなければ!と。どちらの志向も必要ですが、対象によって見方を変える必要があると知り視野が倍に広がった感じです。

●相手への肯定的なメッセージは、自分が肯定的と思っていても、相手が(肯定されている)と感じることが大切であることを学び、ハッとしました。これからは、伝えるだけではなく(相手がどういう反応をしたか)(何か行動に変化はあったか)なども気にかけてみようと思う。

 

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